多くのキャンパーさんから高い人気を集めているのが、「TC素材」のテント。
人気とはいえ、キャンプ初心者の方にとってはあまり聞き慣れない素材のはず…
TC素材とは、「ポリコットン」と言われる合成繊維で、テントやタープの素材として幅広く使われているんです!
今回の記事では、TC素材の特徴とメリット、デメリットについて詳しく解説していきます。
本記事を読むことで、TC素材の特徴について知ることができ、テント選びの幅が広がりますよ!
「TC素材について知りたい、テント選びに悩んでいる」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
初めてテントを購入する方、秋キャンプのテントを探している方は、以下の記事を参考にしてみてね!
TC素材とは?
聞き慣れないTC素材の「TC」とはどんな意味で、どういった特徴があるのでしょうか。
TC素材の名前の由来や、特徴について詳しく解説していきます。
TC素材の名前の由来
あまり馴染みのないTC素材の「TC」とは⇒ポリコットンの略です。
ポリコットンとは、ポリエステル(テトロン)とコットンを混ぜて作った合成繊維のこと。
テトロンの「T」、コットンの「C」、それぞれの頭文字をとって「TC素材」と呼んでるよ!
TC素材は、合成繊維のポリエステルと、天然繊維のコットンの良いところどりをした生地です。
アウトドアシーンでは、テントやタープの生地としてニーズに合わせた配合割合で使用されています!
気になるTC素材の特徴やメリット、デメリットについて見ていきましょう。
TC素材の特徴
TCは化学繊維と天然繊維の良いところどりをした素材。
ポリエステルとコットン、それぞれの特徴について見ていきましょう!
- 耐久性に優れている
・化学繊維なので頑丈で切れにくい
・型崩れしにくい - 耐候性に優れている
・熱や日光に耐性がある
・真夏の炎天下でも使用可能 - 虫が寄り付きにくい
・原料が石油のおかげで、虫が寄り付きにくい。
- 難燃
・火を扱うキャンプでも安心
※燃えないわけではないので注意!! - 通気性が高い
・蒸し暑い梅雨から夏にかけても快適に過ごせる
・冬もテント内の空気を程よく逃がしてくれる - 保温性が高い
・室内の温度を程よくキープできる
・冬でもストーブを焚いてキャンプを楽しめる - 吸水性が高い
・結露しにくい
・雨がしみこみにくい
以上の特徴から、TC素材はテントやタープの生地として大活躍の素材なんです。
キャンプシーンでは、具体的にどんなメリットがあるのか解説していきます。
合わせて、TC素材のテントを選ぶ前に知っておくべきデメリットについても紹介しますね!
秋キャンプで使うテントの購入を考えている方は、コチラの記事を参考にしてみてね!
\TC素材は秋キャンプにも最適!!その理由とは?/
TC素材のメリット・デメリット
TC素材をテントやタープの生地に使う場合、以下のようなメリット・デメリットが挙げられます。
メリット | デメリット |
---|---|
・ ・遮光性に優れる ・通気性+保温性に優れる ・吸水性に優れる | 燃えにくい・汚れが付きやすい+落ちにくい ・カビが生えやすい |
それぞれ解説していくので、順番に見ていきましょう!
TC素材のメリット
TC素材には以下の4つのメリットがあります。
- 燃えにくい
コットンの特徴である燃えにくさは、TC素材にも反映されています。
テント近くで焚火を楽しむ方も多いと思いますが、多少の火の粉の飛び散りにも安心です。
ただし、全く燃えないわけではないので注意しましょう。 - 遮光性に優れる
真夏のキャンプは日差しが強いので、遮光性に優れるTC素材のテントを選ぶのがおすすめ!
濃い影の下で快適にキャンプを楽しむことができます。 - 通気性+保温性に優れる
通気性に優れていることで、テント内が熱や湿気でこもるのを防いでくれます。
通気性に加え保温性もあるので、冬でもテント内の温度をキープしてくれますよ。
TC素材は通気性と保温性があるので、使い方を工夫すればオールシーズン使用可能! - 吸水性に優れる
「吸水性って必要なの?」と思うかもしれませんが、テントの吸水性はとっても重要!
吸水性のおかげで雨や結露を吸収し、テント内への浸透を防いでくれるんです。
以上のメリットから、TC素材のテントはキャンプをより快適にしてくれます。
見た目も重厚感があってカッコいい!
メリットが多い反面、デメリットの存在も忘れてはいけません。
テントを選ぶ際は、素材のデメリットも十分理解しておくことが大切ですよ!
TC素材のデメリット
ここまで聞くと「TC素材ってメリットしかないの?」と思うかもしれませんが、デメリットもあります。
TC素材のデメリットについて順番に見ていきましょう。
- 汚れが付きやすい+落ちにくい
TC素材に含まれるコットンの影響で、汚れが付きやすく落ちにくいです。
汚れが繊維の中に入り込んでしまうので、拭いても中々取れません… - カビが生えやすい
メリットで紹介した「吸水性」があることで、カビが生えやすくなります。
濡れたテントをそのままにしておくと、菌が繁殖してカビの発生につながってしまいます。
雨の日のキャンプや、結露が付いた時には必ず乾かしてから収納しましょう!
デメリットを理解したうえで、自分のスタイルや環境に合ったテントを選ぶことが大切です!
とはいえ個人的には、TC素材テントはアウトドアシーンにおいて優秀すぎます。
なので、迷ったらTC素材のもの選んでおけば間違いないです!
永く愛用するためにも、使用後のメンテナンスを忘れずにね!
おすすめTC素材テント5選
ここからは、秋キャンプにおすすめなTC素材テント5選を紹介していきます。
それぞれ順番に解説していくので、テント選びの参考にしてみてください~!
テンマクデザイン サーカスTC DX+(1~2人用)
最も王道なTC素材テントといえば、「テンマクデザイン サーカスTC DX+」。
ワンポールのシンプル設計で1人でも簡単に設営できるので、初心者でも使いやすいのが特徴。
付属のサイドフラップ上げることで、入口を前室として使用することも可能に。
とにかくシンプルで使いやすいテントを探している方にもおすすめですよ!
スモア ベルテント Bello400(5~6人用)
「スモア Bello400」は、1つ目に紹介したテンマクデザインのテントと同様なワンポール構造。
縦400㎝×横400㎝×高さ250㎝と大サイズながら、ポール一本で自立してくれるんです。
価格も7万円ほどで、このクラスのTC素材テントと考えるとコスパも高い!
オガワ アポロンT/C(5人用)
めずらしいトンネル型TCテント「オガワ アポロンT/C」。
5人でもかなりゆったり使用できる大型テントです。
その大迫力な見た目とお洒落なデザインで多くのキャンパーから注目を浴びています。
大型のTCテントで迷ったら、これを選んでおけば間違いないですね!
DOD わがやのテントL(5人用)
可愛らしいサンドカラーとデザインが魅力な「DOD わがやのテント」。
ワンタッチで設営できるため、女性や子供でも楽ちん!
紹介しているのはLサイズ(5人用)ですが、S、Mサイズも選択可能ですよ。
バンドック ソロベースTC(ソロ用)
ソロ用テントの代名詞として絶大な人気を誇る「バンドック ソロベースTC」。
おしゃれな軍幕スタイルで、サイトが一気にクールになります。
無骨なデザインのテントを探している方、ソロテントを探している方に最もおすすめです!
本記事のまとめ
今回の記事では、TC素材の特徴やメリット・デメリットについて解説してきました。
最後に重要なポイントをおさらいしていきましょう。
そもそもTC素材とは ⇒ 合成繊維のポリエステルと天然繊維のコットンの良いところどりをした素材
結論、初めてのテントはTC素材を選ぶのがおすすめ!
TC素材のメリット、デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・ ・遮光性に優れる ・通気性+保温性に優れる ・吸水性に優れる | 燃えにくい・汚れが付きやすい+落ちにくい ・カビが生えやすい |
以上の特徴から、TC素材はテントやタープに最適な素材と言えます。
また、TC素材のおすすめテントは以下の5つです。
素材の特徴を知って、環境や自分のキャンプスタイルに合うテントを選びましょう!
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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