【今さら聞けない】TC素材とは?メリット、デメリットを徹底解説!

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多くのキャンパーさんから人気を集めているのがTC素材を使用したテントです。
最近キャンプを始めた方にはあまり馴染みのない素材で、どんな特徴があるのか分からない方も多いのではないでしょうか。
TC素材とは、「ポリコットン」と言われる合成繊維素材で、アウトドアシーンでのメリットがたくさんあり、テントやタープの生地として多く使用されています。
今回の記事では、人気のTC素材の特徴とメリット、デメリットについて詳しく解説していきます。
本記事を読むことで、TC素材について詳しく知ることができ今後のテント選びの参考にしていただけるので、ぜひ最後まで読んでください。

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目次

TC素材とは⇒ポリコットンの略称

冒頭でもふれたように、TC素材のTC」とはポリコットンの略です。

ポリコットンとは、ポリエステル(テトロン)とコットンを混ぜて作った合成繊維のことです。

T:テトロン(ポリエステル))、C:コットンの頭文字をそれぞれとって、「TC素材」と呼んでいます。

TC素材は、合成繊維で作られたテトロン(ポリエステル)と天然繊維であるコットンの良いところどりをした繊維生地で、
用途やニーズに合わせて配合割合を変えて使用されているんです。

ここからはTC素材の特徴やメリット、デメリットについて解説していきます。

TC素材の特徴

TC素材の意味は分かったけど、どんな特徴があってアウトドアシーンで使われるのか、

テトロン(ポリエステル)とコットンのそれぞれの特徴について詳しく解説していきます。

ポリエステル素材の特徴

  • 耐久性
    →化学繊維なので頑丈で切れにくい
    →型崩れしにくい

  • 耐候性
    →熱や日光に耐性がある
    →真夏の炎天下でも使用可能

  • 虫が寄り付きにくい
    →原料に石油を使用しているため、虫が寄り付きにくい。

コットン素材の特徴

  • 難燃
    コットンは燃えにくい素材で、溶融点は275℃~456℃と言われています。
    ポリエステルの溶融点が260℃前後なので、比べてみるとかなり燃えにく素材となっています。

  • 通気性が高い
    通気性が高く、こもった熱や湿気を逃がしてくれるので、蒸し暑い梅雨から夏にかけても快適に過ごせます。

  • 保温性が高い
    コットンは保温性も高いため、室内の温度も保ってくれます。
    これにより、厳しい寒さの中でもストーブを焚いてキャンプを楽しむことができるんです。

  • 吸水性が高い 
    コットンのもう一つの特徴として、吸水性が高いという性質があります。
    コットン素材がテント表面の水分を吸ってくれるおかげで、結露ができにくかったり、雨がしみこみにくいといったメリットがあります。

TC素材のメリット

ポリエステル(T)とコットン(C)の特徴を良いところどりすると、TC素材にはどのようなメリットがあるのか
詳しく解説していきます。

  • 燃えにくい
    コットンの特徴でも挙げられた燃えにくさは、TC素材にも反映されています。
    テントの近くや中で焚火を楽しむ方も多いと思いますが、TC素材であれば多少の火の粉の飛び散りにも安心です。
    ただ、全く燃えないわけではないので、意図的に直火にあてるのはやめておきましょう。

  • 遮光性に優れる
    TC素材は遮光性にも優れます。
    真夏のキャンプは日差しがとても強いので、遮光性に優れるTC素材のテントを選ぶことである快適にキャンプを楽しむことができます。

  • 通気性+保温性に優れる
    通気性に優れることで、テント内が厚さや湿気でもさっとすることなく心地よく過ごせます。
    通気性に加え、保温性もあることから、冬の厳しい寒さの中でもテント内の温かさを逃がさず温度を保ってくれます。
    TC素材は通気性と保温性を持つことで、テント内を4シーズン快適に過ごせるようにしてくれているんですね。

  • 吸水性に優れる
    テントに吸水性って必要なの?と思う方もいるかもしれませんが、吸水性も重要なポイントになります。
    吸水性を持つことで、雨やテント内の結露といった水分を吸収してくれるんです。
    これにより、テント内に雨や結露が侵入してくるのを防いでくれます。
    吸水性はテント生地には欠かせない性質なのです。

TC素材のデメリット

ここまで聞くと、「TC素材ってメリットしかないじゃん!!」と思ってしましますが、もちろんデメリットもあります。

このデメリットを知ったうえで、それでもメリットのほうが大きいと感じれば、TC素材のテントを買うべきだと思います。
個人的には、TC素材はテント生地として優秀すぎるので、とりあえずTC素材のものを買って損はないと思っています)

  • 汚れが付きやすい+落ちにくい
    TC素材はコットンという天然素材を使用しているため、どうしても汚れが付きやすい特徴があります。
    また、付いた汚れが繊維の中に入り込んでしまうため、落ちにくいんです。
    自分の友人も白系のコットンテントに炭汚れを付けてしまい、汚れを落とすのに苦労していました。
    (結局クリーニングに出して綺麗になってました(笑))

  • カビが生えやすい
    メリットのところで挙げた吸水性の弊害が、カビが生えやすくなることです。
    生地が水分を吸ったまま、乾かさないでいると菌が繁殖してカビの発生につながってしまいます。
    雨の日のキャンプや、結露が付いた時には必ず乾かしてから撤収するように心がけましょう。

本記事のまとめ

さて、今回の記事ではTC素材の特徴た、メリット・デメリットについて解説してきました。
最後に記事のまとめです。

そもそもTC素材とは、
合成繊維で作られたテトロン(ポリエステル)と天然繊維であるコットンの良いところどりをした素材です。

TC素材にはメリット・デメリットが存在しますが、圧倒的にメリットの方が大きいです。
初めてのテント選びは、TC素材のテントをおすすめします。

メリット

  • 燃えにくい
  • 遮光性に優れる
  • 通気性+保温性に優れる
  • 吸水性に優れる


デメリット

  • 汚れが付きやすい+落ちにくい
  • カビが生えやすい

以上がTC素材の特徴とメリット・デメリットになります。

テントやタープ生地として多く使われるTC素材について詳しく知ることができたのではないでしょうか。

今回解説したTC素材のメリット・デメリットを知ったうえで、自分に合う最高のテントを見つけてみてください。

本記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。

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みなさんのキャンプライフがより充実したものになるように有益な情報を発信しているので、ぜひほかの記事も読んでいただけると幸いです。

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